今まで大学を休学していましたが、この度に大学を退学するので、そのこころもちを書いておきます。これは、自分なりの大学の4年間の総括の意味も含みます。多少なりの記憶改竄があるかもしれません。
なんで退学することになったのか?
→必修科目を取れてないから
自分の学科は卒業研究が必須です。そして、関連する必修科目として、研究発表をして、その良し悪しで単位がでる、という科目が2年前期から毎期あり、それがⅠ~Ⅳまでの4つ必要なのですね。2年かけてそれらを取り、最後の一年は卒業研究の単位を取る、というわけです。私はそれを一つもとれていない。言い方を変えると、私はその研究発表の単位を5回落としているのです。
これもう無理だろ
ずっと同じ科目を、ずっと同じ落とし方をして、なんの改善案も出てこないので、留年したところで留年が伸びるだけだろう、という判断をすることができますね。
なんで研究発表の必修を落としまくっているのか?
→研究をしていないから。よって発表もできない。なので単位は落ちます。当たり前だよなあ?
多分、形式に則った発表さえすれば、研究の進展がガバガバでも単位は出る。そういうことさえできないレベルで、何もやってないのです。
研究という作業が苦手でした。難しい本を読む、最後まで読む、繰り返し読む、それが出来なかった。
誰を、何を研究するかのテーマも結局決まらなかった。まわりの学生は、ちゃんと決めていた。すごい。
哲学科なのですから、哲学で研究テーマを決めるとなると、哲学史とか、色々な哲学のアイデアだとかを学んで、そこから興味のあるものを調べたりすればいいですね。それでも手に余るようなら、教授などに相談を請えばよいですね。それ以外にも、大学には図書館や学内で学生向けの相談窓口があるので、そちらを利用するのも色々なアイデアが聞けて面白いかもしれません。なんなら、同学科の学生に相談するのもアリでしょう。
私は最後まで、面倒くさいを超えることができなかったです。
おそらく、「面倒くさくてできない」をどうするかについては、今後の人生でも問題になってくるでしょう。
在学中にやりたい、面倒くさくてやってないこと一覧
・バイト ・本をいっぱい読む ・漫画をいっぱい読む ・ゲームをいっぱいする
・プログラミングを勉強してゲームを作る
・小説を書く(大学図書館が主催する、学生限定の小説コンテストがある)
口先だけで結局やらないのはカス、という思想があるので、俺はこれらをやるとは言わなかった(嘘、ちょっとは匂わせたかもしれん)ので、よかった(よくない)。
いや、むしろ「あ~、有言不実行にならなくてよかった」のために無意識の内に面倒くさくなっていたのかもしれない……? 敢えて挑戦することを表明したほうが逃げ場がなくなり、かえってやる気につながった……?
「やる気はあとからついてくる!まず、とりあえずでもいいので始めてみることが大切!!」という理論、それは確かにありそうなのだが、じゃあとりあえず始めるためのやる気はどこから来たんだよ、という話になる。結局は、エンジンのスターターの動力は自分の外、外界からのきっかけ待ち、運ゲーなのではという思いになってくる。
俺が退学した理由も、必修落としてる理由も、めんどくさい、という感情も、全部想像です。多分こうだろうな、ないし、こうだったらいいなという憶測と願望で書いてます。
もう、こういういろんな可能性を考慮しながらあーだこーだするのが、できなくなっていくだろう。
可能性。俺は(理論上)なんでもなれるんだ!という若さ特有の可能性/広い選択肢/期待をもって生きるのが疲れた。「いま・ここ・じぶん」ってやつだよ、俺は見たいものしか見たくない、見えないものは存在しない、ワールドに存在するオブジェクト、計算の量を減らして、楽になりたい……
こうして俺は老いていくんだ(←こう結ぶとそのような傾向を否定している印象)
or
こうして俺は大人になるんだ(←こう結ぶと、反対に肯定している印象になる)
どっちでもいいね
この文章書くのも面倒くさくなってきたな。推敲も校正も、ああ面倒くさい。誤字脱字読みにくいありましたらコメントで指摘してくれや